コロナ影響、奨学生の親「収入減」 「契約更新されず不安」 あしなが育英会、募金協力呼びかけ /宮城

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 災害や病気などで親を失った子どもに奨学金を支援する「あしなが育英会」(東京)が実施した新型コロナウイルスの影響に関する調査で、奨学生の保護者の3分の1が「収入が減った」と回答した。県内の奨学生の保護者からも「コロナで仕事の契約更新ができない」などと悲痛な声が寄せられている。【深津誠】

 調査は10月23日~11月5日にオンラインで実施し、全国の奨学生や保護者ら2877人が回答した。就労状況はパート・アルバイト(30%)が最も多く、派遣・契約社員(10・1%)を合わせると4割が非正規雇用だった。無職は14%だった。

 仕事への影響については、「収入が減った」が36・7%に上ったほか、「雇い止めを受けた」、「就職できない」という回答もあった。特に月収20万~29万円の人に収入減が目立った。今後の収入についても「非常に不安だ」と「不安だ」が合わせて85%だった。

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