1997年に亡くなった在日朝鮮人作家、金達寿さんの生誕100年に合わせて、直筆の原稿や関連資料を展示する展覧会が12日から横浜市の神奈川近代文学館で開かれる。古代からの朝鮮と日本の関係を探り続けた生涯や、小説「玄海灘」などの作品を紹介。同館の担当者は「日本と朝鮮の相互理解を希求した人生を広く知ってもらいたい」としている。
20年、日本の統治下にあった朝鮮の慶尚南道に生まれ、10歳で日本へ。家計を支えながら独学で文学を学び、新聞記者などを経て、日本語で朝鮮事情を紹介する雑誌「民主朝鮮」の編集に携わる一方、本格的な創作活動を展開。「後裔の街」「玄海灘」「太白山脈」などの作品を世に出し、「在日朝鮮人文学」の第一人者となった。
この記事は有料記事です。
残り302文字(全文616文字)
毎時01分更新
20日に就任する米国のバイデン新大統領の下、日米・米中関係…
◇宇佐見(うさみ)りんさん(21) 「胸いっぱいです」。率…
2021年は主な国際機関のトップを選ぶ五つの選挙が予定され…