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女の気持ち

邁進 東京都世田谷区・溝口ふく(無職・82歳)

 あるテレビ番組で司会者が「あなたの心に残る言葉はありますか」と、呼びかけていた。私はすぐに浮かんだ。

 小学6年生の卒業間際のころ、友達と2人で職員室に恐る恐る入り、担任の先生の机に向かった。当時の私は引っ込み思案で、集団の後ろにいるような幼い子どもだったので、職員室に入って先生に頼みごとをしたなんて、今考えると不思議だ。一緒に行った子が誰だったのかは思い出せない。

 「先生、これに何か書いてください」と、半紙を差し出した。先生は戸惑いながらも、うーんと上を向いたり、何を書こうかなと考えたりしていた。私に「お兄さんが先生をしているから変なことは書けないね」と言いながら、書いてくれたのが「邁進(まいしん)」という文字だった。「まだ難しいかな」とおっしゃったことを覚えている。

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