新型コロナウイルスの感染拡大で、自宅療養となった陽性者が急増している。11月25日時点で4990人となり、過去最多を更新した。病床逼迫(ひっぱく)を避けるための措置だが、感染者からは「支援が不十分」と不満が根強い。外出制限のルールが破られるケースもあり、自宅での感染防止の徹底が課題となっている。
コロナの陽性が確認されると、高齢者や基礎疾患がある人は原則として病院に入院して治療を受けることになるが、年齢が若くて軽症や無症状の感染者は自宅療養の対象となる。厚生労働省は感染拡大を防ぐため▽自宅でマスクを着用する▽外出しない――ことなどを求めているが、行政のサポートは十分な状況とは言えない。
「デリバリーを利用してください」。11月中旬に自宅療養を始めた神奈川県の女性(22)は、食事をどうするか保健所に尋ねた際、担当者の回答に絶句した。
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