「開きっぱなし」の稼働前ホームドアに潜む危険 首都圏で東陽町以外に5駅

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小池行雄さんは左側の階段を下りた後、左折してホームドアの間から転落した=東京都江東区の東京メトロ東西線東陽町駅で2020年11月30日午後2時16分、鈴木拓也撮影
小池行雄さんは左側の階段を下りた後、左折してホームドアの間から転落した=東京都江東区の東京メトロ東西線東陽町駅で2020年11月30日午後2時16分、鈴木拓也撮影

 東京メトロ東西線の東陽町駅(東京都江東区)で11月29日、視覚障害者がホームから転落し、電車にはねられて死亡した。この駅ではホームドアの設置は済んでいたが、稼働は2021年2月の予定で、扉は開いたままの状態だった。こうした開きっぱなしの「稼働前ホームドア」は各地の駅にあるが、視覚障害者たちは稼働後のホームドアと判別できず、転落する恐れがある。

 警視庁によると、亡くなったのは東京都江戸川区のマッサージ師、小池行雄さん(68)。階段で地下鉄のホームに下りた後、立ち止まることなく線路に向かって歩き、ホームドアの開いている部分から落ちた。転落した線路の先にある別のホームには電車が停車しており、自分のいるホームに電車が着いたと勘違いした可能性がある。小池さんは弱視だったという。

 「『ホームドアは設置途中なので開閉しません』という放送があってもいい」。都内に住む全盲の男性会社員(44)はそう話す。男性は生まれつき弱視で、…

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