旭川市内2例目のクラスター(感染者集団)が発生し、3日までに167人が感染し、19人が死亡した吉田病院が、クラスター発生後の支援を巡り、ホームページ(HP)で「様々な不条理や疑問を感じるところがあった」などと旭川医大病院と同市、市保健所を名指しで批判した。感染拡大で医療体制の逼迫(ひっぱく)が連日報道される同市の医療現場との不協和音に、SNSへの転載が相次いだり、HPにアクセスが殺到して閲覧できなくなったりするなど波紋が広がった。
批判は「これまでの経緯」と題し、1日付の吉田良子理事長名で掲載。同病院で初めて患者の新型コロナ感染が判明した11月6日に、感染患者の処置を行いつつ通常の医療・看護業務を行うことは極めて困難として、「(市に)感染者の転院調整を強く要請を続けてきたがかなわず、多くの患者が院内にとどめおかれ、クラスターの拡大を招く結果となった」と市保健所の対応の遅れを批判した。
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