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きょうは何の碑

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きょうは何の碑

火の用心道標 町に刻む教訓、内外に訴え

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「町中くわえきせる、ひなわ火無用」と刻まれている道標兼防火標識柱=大阪府富田林市で2020年11月10日午前11時56分、相原洋撮影
「町中くわえきせる、ひなわ火無用」と刻まれている道標兼防火標識柱=大阪府富田林市で2020年11月10日午前11時56分、相原洋撮影

 空気が乾燥する季節。怖いのは火事だ。火の用心。

 長年にわたり消防に細心の注意を払い続けてきた町を訪ねた。大阪府富田林市寺内(じない)町。

 近鉄富田林駅から数分で町並みが一変した。東西約400メートル、南北約350メートルの町域に伝統的な旧家の白壁が連なり、石畳が。碁盤の目のような通りのそこかしこに見られるのが、火を防ぐための備えだ。「消火栓」や「消火器具」と表示された木箱。町会の自主防災組織の消火機材置き場も。

 こだわりの理由の一端が、町の南端を走り、京都と高野山を結ぶ東高野街道沿いに建つ道標にあった。江戸時代の宝暦元(1751)年建立。防火標識を兼ねていた。石の風化か、文字が読み取れない。傍らの案内が教えてくれた。

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