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菅首相と「ぶら下がり」 自分の言葉で対話を=花澤葵(政治部)

国内の1日の新型コロナウイルスの感染者が最多となり、記者団の質問に答える菅義偉首相=首相官邸で2020年11月19日午前9時12分、竹内幹撮影
国内の1日の新型コロナウイルスの感染者が最多となり、記者団の質問に答える菅義偉首相=首相官邸で2020年11月19日午前9時12分、竹内幹撮影

 菅義偉首相が就任して約2カ月半。新型コロナウイルスの感染が再び広がる中、首相の「一方通行の発信」が目立つ。私は「総理番」として首相の動きを日々追いかけるが、記者会見は開かれず、首相官邸で記者が囲む「ぶら下がり」取材で追加質問に答えない。国会論戦でも用意された紙を読み上げる場面が多い。首相は「国民から信頼される政府を目指す」と繰り返すが、誠意を持って向き合おうとする姿勢は感じられない。本当に信頼を得ようと思うのなら、「対話」に応じ自らの言葉で丁寧に語るべきだろう。

 「GoToトラベル事業については、感染拡大地域を目的地とする旅行の新規予約を一時停止するなどの措置を導入します」。新型コロナの新規感染者数が4日連続で過去最多を更新した11月21日。官邸で開かれた政府対策本部で、首相は旅行需要喚起策「GoToトラベル」事業の一部見直しを表明したが、「いつ」「どこ」で見直すのか、肝心の部分には触れなかった。

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