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「これはいじめではないか…」アンジャッシュ・渡部建さんの謝罪会見に行ってみた

記者会見の冒頭、謝罪の言葉を述べるお笑い芸人の渡部建さん=東京都新宿区で2020年12月3日午後7時3分、竹内紀臣撮影

 それが破廉恥な行為だったとしても、どうして第三者があれほど容赦なく責められるのだろうか。そんな疑問をずっと抱えていた。複数の女性との不貞行為が「週刊文春」に報じられたお笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建さん(48)が3日夜、「囲み」での記者会見を開いた。渡部さんといえば妻は俳優の佐々木希さん(32)で、グルメ通のちょっとイケてるタレント、というイメージだったが、多目的トイレの中で女性とコトに及んだという。今年6月から活動を自粛していたが、騒動後初めて記者の面前で話すという。世間の関心は高いはず。早速、会場に足を運んだ。【大野友嘉子/統合デジタル取材センター】

前日に届いた会見の案内

 渡部さんが所属する事務所から「囲み会見」を知らせるファクスが毎日新聞に届いたのは、記者会見前日のこと。私は最近、著名人の不倫報道について記事を書き、夫の不倫騒動を振り返る本を出版した元衆院議員の金子恵美さんらを取材していた。そのため、デスクが「興味ある?」と知らせてくれた。

 私は不倫報道に関する記事を書いてはいたが、芸能人の女性スキャンダル自体にさほど興味があったわけではなかった。それに、これまで警察の容疑者逮捕や県知事の記者会見には何度も出たことがあるが、芸能人のケースは初めてだ。

 気になったのは、「文春砲」で醜態を暴露された渡部さんが現在どんな気持ちでいるのかということと、半年間も公の場に出てこなかった彼の口からどういう言葉が発せられるのかということだった。

会場では手厚いコロナ感染防止策

 午後4時前、新宿区内の会場に到着。既に多くの報道関係者が待っていた。受付では運営スタッフに検温され、さらには風邪の症状の有無を確認。マスクとフェースシールドが手渡され、着用が義務づけられる。なんだかものものしい感じだ。

 渡部さんが立つ予定の場所には、テレビでおなじみのリポーターたちが8~9人程がズラリ。渡部さんの立ち位置や、スマートフォンで最新情報を確認するなどして準備をしていた。

 そのリポーターの中の一人に、声をかけた。フジテレビ系の情報番組「とくダネ!」によく出ている平野早苗さんだ。芸能人のさまざまな囲み取材で、いつも芸能人のそばにいる、あの女性だ。

 私が「どのくらいの時間話してくれるのでしょうかね」と尋ねると、「今回は(報道内容を)認めているから、それほど長くならないと思いますよ。1時間ちょっとじゃないですか」と明確な答え。さすが「百戦錬磨」だ。

 「とはいえ、根掘り葉掘り質問すれば長引くのでは?」とさらに問うと、今度は別の女性リポーターが出てきて、「スキャンダルの内容がえげつないから、こちらもどこまで聞いていいのか悩みます」とこぼした。

冒頭から声を震わせ謝罪

 会場には数十台のカメラが待ち構え、マイクや配線が至る所に張り巡らされている。

 午後7時。設営された場所の後方扉から渡部さんが姿を見せた。黒色のスーツに黒色のネクタイを締め、マウスシールドを着けている。なんだかやつれた表情だ。

 記者会見は謝罪の言葉で始まった。

 「私がしてしまった大変軽率な行動により、多くの関係者の皆様に大変ご迷惑をおかけし、多くの視聴者の皆様に大変不快な思いをさせてしまったことを心より深くおわび申し上げます。本当に申し訳ございませんでした」

 こう言って約10秒間、深々と頭を下げた。その後、「騒動後にこういった記者会見を開くのが遅くなってしまったこと、そして大変不適切な場所での不貞行為、これに対しても深く深くおわび申し上げたいと思います。本当に申し訳ございませんでした」と再び謝罪した。

 続いて質疑応答に入った。リポーター陣を中心に、質問が矢継ぎ早に飛ぶ。「結婚後もお子さんができてからも、複数の女性と関係があったのは本当なのか」「なぜあんなことをしてしまったのか」「家族は何と言っているのか」などの質問が相次いだ。渡部さんはそのたびに、声をしぼり…

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大野友嘉子

東京都出身。2009年入社。津支局、中部報道センター、ウェブ編成センターを経て20年10月から統合デジタル取材センター。主にお笑い、映画、ドラマなどエンタメを取材しています。尊敬する人はキング牧師と太田光。

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