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晴レルデ

大阪メルロー/25 “夢のブドウ”へ台木研究

約30年前から畑に立つ未知なる黒ブドウ(大阪RN-1)の原木=大阪府羽曳野市小ケ谷地区で2020年10月、高尾具成撮

 「仲村わいん工房」(大阪府羽曳野市飛鳥)の醸造家、仲村現二さん(62)の父光夫さん(2003年に80歳で他界)が独自に交雑育種を繰り返し、残したルーツのわからない未知なる黒ブドウ(大阪RN―1)。その木々が立つ羽曳野市小ケ谷(こかたに)地区の畑を歩きながら、幹の細い小ぶりなつるに気付いた。20本ほどある。未知なる黒ブドウとそっくりな赤シソのような色合いの葉をつけている。春先に植えられた台木に接ぎ木をした未知なる黒ブドウの苗木だったのだ。

 現在、大半のブドウは台木に接ぎ木をして育成されている。ブドウの根や葉に寄生し、樹液を吸うなどしながら木を枯らす「フィロキセラ」(ブドウネアブラムシ)と呼ばれる微小害虫を防ぐ目的からだ。根に寄生するため薬剤散布による対応も難しい。フィロキセラは元来、北米東海岸に起源を持つが、19世紀半ば以降、欧州に広がり、全土で流行、ブドウ畑を壊滅状態に陥れた。そして、日本も無縁ではなかった。明治政府は1872(…

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