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仕事柄、首長や政治家をそれなりに見てきた中で、鈴木直道知事は発信力に秀でた人だと思っています。高飛車でなく、分かりやすい言葉で説明を尽くそうという姿勢には、率直に好感が持てます。
それだけに「らしくない」とモヤモヤを感じたのが、11月のGoToトラベルを巡るちぐはぐな説明です。札幌市民に不要不急の外出自粛を求めつつ、なぜか旅行は「問題ない」と断言したと思ったら、6日後に札幌の除外は「やむを得ない」と一転。知事の表情から伝わるのは決意というより「迷い」や「苦しさ」で、首相への忖度(そんたく)かと勘繰りたくなるほどでした。
ついでに言えば、国が事業を始めておいて除外の判断は自治体にさせるのも釈然としません。それが政権の言う「自助」なら、ほぼ「責任逃れ」と同義です。
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