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福井・大飯原発、許可取り消し判決 安全性の根幹、国を非難 地震動の上乗せ「検討せず」

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大飯原発の(右から)3号機、4号機=福井県おおい町で2020年10月、本社ヘリから木葉健二撮影
大飯原発の(右から)3号機、4号機=福井県おおい町で2020年10月、本社ヘリから木葉健二撮影

 関西電力大飯原発3、4号機の設置許可を違法とした大阪地裁判決は、国が耐震性を判断する際に想定する地震の算定について、「看過しがたい過誤、欠落がある」と強い言葉で非難した。東京電力福島第1原発事故を受け、原発の耐震基準などが厳格化されたが、国の安全審査の根幹に疑問を突きつけた形だ。事故から間もなく10年。教訓は生かされたのか。

 判決が問題視したのは、原発で想定される地震の最大の揺れを示す「基準地震動」だ。耐震設計の目安とするため、電力会社が原発周辺の地層や想定される震源、過去の地震データなどから算定し、原子力規制委が問題ないかをチェックする。

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