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中国の香港に対する統制を強化する国家安全維持法(国安法)の施行によって当局の締め付けが急速に強まる中で、民主活動家らが香港を脱出する動きが相次いでいる。デンマークに滞在中の前立法会(議会)議員、許智峯氏(38)は3日、自身のフェイスブックで亡命を目指すと表明。香港紙によると、英国への渡航を検討している。急進民主派の前立法会議員、梁頌恒氏(34)も11月末までに米国に逃れた。
許氏は2016年の立法会議員選で初当選した。今年8月以降、抗議デモなどを巡り計3回逮捕され、保釈中だった。香港政府が11月に民主派4議員の資格を剥奪したことに抗議し、他の議員と共に辞任していた。許氏は「全世界に香港人の声を伝えていく」と海外から民主化運動を続ける意向を示している。両親と妻子も既に香港を離れたという。
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