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(新泉社・1760円)
時代や地域ごとの概観でもなく、有名な遺跡の解説でもない。「文化財は残ったのではなく作られる?」「遺跡は誰のものか」といった21のテーマの下、現代社会と考古学の関係を巡り、豊富な図版と海外事例も使って簡潔な問答が展開される。
繰り返される問題提起の一つが、考古学と「日本」の関係だ。「日本人の起源」「日本文化の基層」といった用語に著者は注意を促す。我々は、はるか先史時代の…
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