超小型人工衛星に託した太陽光パネル技術開発 そして「アマ無線家」の夢

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超小型人工衛星「ひろがり」の模型を手に持つ大阪府立大の小木曽望教授(右から2人目)と開発に携わった学生たち=堺市で2020年10月23日、木葉健二撮影
超小型人工衛星「ひろがり」の模型を手に持つ大阪府立大の小木曽望教授(右から2人目)と開発に携わった学生たち=堺市で2020年10月23日、木葉健二撮影

 約1000キロ離れた二つの大学が共同開発した超小型人工衛星が2021年、米国から国際宇宙ステーション(ISS)に向けて打ち上げられる。開発の最終段階で新型コロナウイルスによる大学の閉鎖などの困難に見舞われたが、学生の挑戦を応援する企業の技術的サポートや、寄付などによる資金で乗り切った。太陽光パネル技術の進歩、そしてアマチュア無線の楽しみを広げる可能性を秘めたプロジェクトの足跡をたどる。

 開発に取り組んだのは、大阪府立大(堺市)と室蘭工業大(北海道室蘭市)の学生によるチーム。完成した衛星「ひろがり」は縦横10センチ、高さ20センチで、重さは約2・4キロ。早ければ21年2月にも、米国東部バージニア州にある米航空宇宙局(NASA)ワロップス飛行施設から民間ロケットで打ち上げられる。打ち上げ後はISSに一旦回収され、地上約400キロの宇宙空間で周回する。

 府大…

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