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今井絵理子さんの長男デビュー「強くなりたい」難聴レスラー、鍛えたボディー&ソウル

デビュー戦に臨んだ今井礼夢さん(左)=川崎市麻生区で2020年12月7日午後7時38分、福田智沙撮影

 先天性難聴で耳が聞こえない今井礼夢(らいむ)さん(16)=東京都=が7日夜、プロレスデビューした。三半規管が弱いためにマット上で重要な平衡感覚がつかみにくいが、厳しい練習を乗り越えプロテストに合格。鍛えてきたボディー(肉体)とソウル(魂)で「同じような境遇の方に勇気を与えたい」という挑戦が始まった。

 川崎市麻生区でのデビュー戦は13分28秒、逆エビ固めで敗れた。「負けたけど、楽しいのと悔しい気持ちでいっぱい。(自己採点は)60点。もっと強くなって次は倒したい」と充実した表情で語った。

 今井さんは、ボーカルダンスグループの元「SPEED」メンバーで自民党参院議員の絵理子さん(37)の長男。2013年に川崎市多摩区にプロレス団体「HEAT―UP(ヒートアップ)」を旗揚げし、障害者や青少年の支援活動にも取り組む田村和宏代表(40)と絵理子さんが知人を介して交流を始め、母子で道場を訪ねたのが入門のきっかけだった。

 テレビや動画投稿サイト「ユーチューブ」を見てプロレスに憧れていた今井さんは、都立立川ろう学校の中等部時代の17年に入会。今春からは「トレーニングに集中したい」と高等部に進まずプロ入りを志した。それまで週2日だった練習を週5日に増やしたが、10月初旬、初めて挑んだプロテストで壁にぶつかった。

 スクワット500回、腹筋、背筋、腕立て伏せをそれぞれ50回3セット、縄跳び5分間などのハードなメニューが課されるが、腕立て伏せと縄跳びがクリアできず不合格に。リズム感が必要な縄跳びは三半規管が弱い今井さんにとって難しく、「とても苦しかったし、悔しかった」。同月30日の2度目のテストに向け、前日の深夜11時まで特訓してもできなかったが、本番で何とかクリアした。

 今井さんの頑張りは、田村代表にとっても心に期するものがある。田村代表の姉はダウン症で、ハンガーや箱を作る障害者の時給が30円と聞いて衝撃を受けた。プロレ…

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