歌人・岸上の生涯に迫る 姫路で没後60年展 直筆資料など /兵庫

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岸上大作の没後60年展を訪れた福島泰樹さん=姫路市の姫路文学館で2020年12月4日午後3時46分、花牟礼紀仁撮影
岸上大作の没後60年展を訪れた福島泰樹さん=姫路市の姫路文学館で2020年12月4日午後3時46分、花牟礼紀仁撮影

 福崎町出身で早世した歌人、岸上大作の没後60年記念展が命日の5日、姫路市山野井町の姫路文学館で始まった。60年安保闘争での挫折や恋に苦悶し、21歳で自死を選んだ。短くも「恋と革命」をひたむきに生きた岸上の生涯を、直筆資料などで振り返る。2021年3月21日まで。

 岸上は1939年生まれ。6歳の時に父親が戦病死したため、困窮の中で母親が苦労する姿を見て育った。中学時代に社会主義に関心を覚え、俳句に親しむ。県立福崎高校時代に、小説や短歌をつくるようになった。

 国学院大では短歌研究会に所属。同人誌設立を果たせず、失恋も経験した。3年生の60年6月、安保闘争の中で全学連の国会構内集会に参加した際、警棒で頭を殴られ負傷。「血と雨にワイシャツ濡(ぬ)れている無援 ひとりへの愛美しくする」と詠んでいる。

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