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村山淳(むらやま・じゅん)さん
「高松の奥座敷」と呼ばれる温泉郷を抱える高松市塩江町で、2020年1月に「一般社団法人トピカ」を設立し、旧上西小の校舎を拠点とした地域活性化に取り組む。「『塩江に来れば幸せに生きていける』というまちをつくりたい」と語る。
福島県いわき市の小さな集落で生まれた。東京に進学後、英グラスゴー大に留学。スコットランド・ゲール語やラテン語、歴史学などを学んだ。研究者を目指すも、都会生活が肌に合わずに体調を崩していたこともあり進学を断念。17年、山深い故郷と似た塩江で地域おこし協力隊員になった。
地域の祭りの手伝いや里山整備などに取り組む傍ら、得意の文献調査で塩江の歴史をひもといた。「塩江温泉鉄道」が戦前に運行したガソリンが燃料の列車「ガソリンカー」を復元するプロジェクトに携わり、設計図の発見にも貢献。3年間の任期終了後にも活動を続けられるよう、トピカを設立した。
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