「前期の学費を直ちに返還せよ!」。韓国で約30大学の学生が所属する「全国大学学生会ネットワーク」(全大ネット)の林智慧(イムジヘ)共同議長(23)ら約100人は今年6月、国会議事堂近くで声を張り上げた。
韓国では、新型コロナウイルス拡大の影響で前期(3~6月)はほとんどの大学で、オンライン授業となった。全大ネットには、授業の質に不満を訴える声が次々と寄せられ、約2万人を対象にしたアンケート調査では、ほぼ100%の学生が学費返還を望んでいることが判明した。全大ネットなどは7月、政府と各大学を相手取り、学費返還を求める訴訟を起こした。
韓国の私立大学の学費は、平均で年間約750万ウォン(約70万円)、国公立大学は約420万ウォンだが、訴訟では前期学費のおよそ4分の1の返還を求める。訴訟に参加した学生は約50大学、約3600人に達した。
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