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女の気持ち

残された意味 京都市西京区・安井淳美(主婦・75歳)

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 秋の日は暮れるのが早い。前栽(せんざい)の刈り込みを終え、追われるように枝の後始末をする。寄る年波には勝てず、動作が鈍くなって思うようにはかどらない。

 薄暗くなりかけた頃、軽トラックに積んで田へ捨てに行った。大丈夫だと思って田の中に突っ込んだら、ぬかるんでいて、エンジンを吹かしても動かなくなってしまった。

 「ろくでもないことばっかりして。去年も同じような目に遭って注意したやろ」。娘にさんざん怒鳴られた。売り言葉に買い言葉。「そんなら自分でしてくれたらええのに」と言い返してしまった。

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