小惑星探査機「はやぶさ2」から5日に分離された小惑星リュウグウの試料入りカプセルが日本時間6日午前2時28分ごろ、オーストラリア上空の大気圏に突入し、現地では流星のように光る火球として観測された。宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、同午前3時ごろに着地した模様で、現地のチームが回収準備を進めている。津田雄一・はやぶさ2プロジェクトマネジャーは「美しい大気圏突入でした。我々も感動しています」と語った。
カプセルは秒速約12キロで大気圏に突入。高度80キロ以下では周辺の空気が押しつぶされて約1万度にもなり、明るい流れ星のように見える。カプセルは高度10キロ付近でパラシュートを開いて降下。地上のチームは火球の位置や角度から落下地点を推定し、パラシュートを開いた後にカプセルから発信される電波を受信して発見・回収する。
この記事は有料記事です。
残り395文字(全文758文字)
毎時01分更新
日本と韓国は、葛藤を乗り越えられないまま、2021年の歩み…
新型コロナウイルスの感染拡大や緊急事態宣言の再発令を受け、…
終息が見えない新型コロナウイルスについて、菅義偉首相ら政府…