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北陸新幹線金沢―敦賀間の開業が、予定されていた2023年春に間に合わないことが確実となった。延伸を見据えて街づくりや再開発などの準備を進めていた沿線自治体へのショックは大きく、さらなる地元負担の懸念もある。なぜ遅れたのか? 今後の見通しは?【岩間理紀】
■トラブルと難工事
「工期は一日でも遅延を抑え、工事費は一円でも抑えるよう最大限取り組んでいく」
11月12日、福井県庁を訪れた建設主体の独立行政法人「鉄道・運輸機構」の北村隆志理事長はかすれた声で陳謝した。金沢―敦賀間の開業は約1年半遅れ、建設費は2880億円膨らむ――。それが機構が県に報告した「現時点での見通し」だ。
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