- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷
「毎日俳壇」選者の鷹羽狩行さんが今月いっぱいで退任します。来年1月からは代わって井上康明さんが選者をつとめます。
鷹羽さんは今年10月に90歳となり、後進に道を譲ることになりました。鷹羽さんは1976年から毎日俳壇の選者としてご活躍いただきました。
鷹羽さんへの投稿は11日(はがきは同日消印有効)まで受け付けます。井上さんへの投稿は本日より受け付けます。
<井上さんのコメント>
都会には都会の、地方には地方の自然と暮らしがあります。立ち止まって周囲を見渡せば、きのうとは違う風景に出会うことができるでしょう。
俳句は、四季折々の生活のなかから、ふと気づいたことを五七五のリズムにのせて詠うささやかな文芸の様式です。空を吹く風や、道の傍らに咲く小さな花から生まれた一句には、作者のかけがえのない思いが籠るでしょう。その思いを共有できれば幸いです。
飯田龍太先生選の毎日俳壇には、私もかつて投稿していました。その選者となる光栄を思います。
コロナウイルスによって生活は大きな変化を余儀なくされていますが、俳句は、そんな暮らしのよすがになるのではないかと思っています。
よろしくお願い申し上げます。
■人物略歴
井上康明(いのうえ・やすあき)さん
1952年、山梨県韮崎市生まれ。山梨大学教育学部卒。81年「雲母」に入会し、飯田龍太に師事。「雲母」終刊後、廣瀬直人主宰「白露」創刊に参加、同人。「白露」終刊ののち、「郭公」創刊主宰。句集に『四方』、『峽谷』。著書に『山梨の文学』(共著)など。