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6日に行われた伝統のラグビー「早明戦」。昨季全国大学選手権を制した早稲田大と、昨季対抗戦で全勝優勝を果たした明治大が、優勝を争って激突した。新型コロナウイルスの影響の中で繰り広げられた宿命の対決は、例年とは違う闘志に包まれた。
寮長、慢心許さず 明大FW・高橋広大(22)
ラインアウトからモールを一方的に押し込んで奪った前半の3トライ目に、明大が誇る重戦車FWは感情をあらわにした。頑強にくみ上げた一団の中核を担った4年生ロックの高橋広大(22)=情報コミュニケーション学部=は、顔を真っ赤にしながら雄たけびを上げた。
前節の帝京大戦は立ち上がりが不安定だったが、この日は試合開始直後から持ち味である縦への強さを発揮し、接点、スクラム、ラインアウトのいずれでも優位に立った。高橋の「みんなはあまり口に出さないが、早明戦には胸に秘める思いがある。燃えないわけがない」という言葉は、だてではなかった。
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