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あした元気になあれ

小国綾子記者の「元気」を追いかけるコラム。

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あした元気になあれ

コロナ禍で女性が……=小国綾子

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感覚過敏でマスクをつけるのがつらい女性が描いてくれた絵。「こういうサインが街に増えた。『マスクしていないと悪人』みたいな空気がしんどいな」
感覚過敏でマスクをつけるのがつらい女性が描いてくれた絵。「こういうサインが街に増えた。『マスクしていないと悪人』みたいな空気がしんどいな」

 「3・11の後と同じだ……」。動揺したメールが最初に届いたのは2月下旬だった。送り主は35歳のシングルマザー。連日のテレビ報道で新型コロナウイルスへの恐怖心を募らせていたところに、ドラッグストアからトイレットペーパーが消えた。東日本大震災直後の光景と重なり、不安と恐怖の記憶がフラッシュバックしたという。

 かつてリストカットに苦しんでいた彼女と取材で知り合って、17年になる。今は精神疾患を抱え、幼い子ども2人を一人で育てている。子どもの父親から生活費をもらい、治療を理由に子どもを保育園に通園させながら、何とか踏ん張ってきたが、コロナ禍で何度も心のバランスを崩しかけた。

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