クルミアレルギー発症急増 食品表示義務追加へ 消費者庁

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 クルミを食べてアレルギーを発症するケースが増えているとして、消費者庁は食品の原材料で表示の義務があるアレルギー物質に、クルミを追加する方向で手続きを進めている。健康志向を背景にクルミの輸入量は10年前に比べ倍増しており、食べる機会も増えているが、症例の増加と関わりがあるのか取材した。

 「クルミにアレルギーがあるなんて知らなかった」。埼玉県の小3女児(9)の母親(46)が語る。2年前、女児が通う県外の学校で給食のメニューに使われていたクルミを食べて発症した。学校から連絡を受けて駆けつけると、まぶたが腫れ、人相も変わった女児が保健室のベッドに横たわっていた。意識がもうろうとした状態で病院に救急搬送され、クルミによるアレルギーと診断されたが、無事に回復した。

 食品表示法では、アレルギーによる健康被害が多く報告されている食品を「特定原材料」とし、食品表示が義務づけられている。現在は▽卵▽乳▽小麦▽ソバ▽落花生▽エビ▽カニ――の7品目が指定されている。クルミが追加されれば2008年のエビ、カニの指定以来となる。

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