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コロナで閉ざされたCAの夢 泣いて、悩んで、決めた「もう一度チャレンジ」

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客室乗務員を志望していた2年生の女子大学生(手前)。小川弓美子助教と何度も相談した=千葉県市川市で2020年11月19日午前11時42分、中村宰和撮影
客室乗務員を志望していた2年生の女子大学生(手前)。小川弓美子助教と何度も相談した=千葉県市川市で2020年11月19日午前11時42分、中村宰和撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大は、客室乗務員を目指す学生の進路に大きな影響を与えている。学生たちの思いを追った。

      ◇

 「採用活動を中止します」。7月、航空会社から届いたメールを読み、昭和学院短大(千葉県市川市)に通う2年生の女子学生は泣いた。夢見た客室乗務員(CA)への道が閉ざされた。大きなショックを受け、頭の中が真っ白になり、何度も泣いた。「もう1年早く入学していれば良かった。あんなに努力したのに試験を受けるチャンスすらなかった」と無念の思いは消えない。

 新型コロナウイルスの影響で航空旅客が激減し、業績の落ち込む全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)は「事業計画の策定が困難」などとして、2021年春入社の新卒採用を大幅に減らし、CAの採用をゼロにした。

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