<教授・岡室美奈子の私の体はテレビでできている>
ジョン・レノンが自宅のあるダコタハウス前で凶弾に斃(たお)れたのは、ちょうど40年前の12月8日だった。
今年11月21日、命日よりも一足早くドキュメンタリー「“イマジン”は生きている ジョンとヨーコからのメッセージ」(NHK)が放送された。よくある回顧番組かと思いきや、「分断と差別が世界を覆う今、イノセントとも言える二人のメッセージに改めて耳を傾けてみよう」というメッセージで始まる、骨太で感動的な番組だった。
ジョン・レノンとオノ・ヨーコ夫妻が愛と平和を訴え続けたことはよく知られている。アメリカでベトナム反戦運動の活動家ジョン・シンクレアの釈放を求めるチャリティーコンサートに出演したことをきっかけに、ニクソン政権下のFBIにマークされ、「レノン・ファイル」と呼ばれる膨大な報告書が作成されたが、二人は戦争や人種差別に反対し続けた。
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