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食で日台の架け橋に 郷土料理で文化伝える 台灣食堂・南船場本店店主・田淵雅圭さん /大阪

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中国茶器で台湾産のウーロン茶を飲む弁髪姿の田淵雅圭さん=奈良県香芝市の自宅で、鶴見泰寿撮影
中国茶器で台湾産のウーロン茶を飲む弁髪姿の田淵雅圭さん=奈良県香芝市の自宅で、鶴見泰寿撮影

田淵雅圭さん(37)=奈良県香芝市

 「料理を通して日台の架け橋になりたい。台湾の多様性も知ってほしい」。2019年4月オープンの料理店「台灣(たいわん)食堂・南船場本店」(大阪市中央区)の店主。一口に台湾人と言っても、戦前の日本統治以前からいる本省人、独自の文化を持つ客家系、戦後に中国から国民党と共に渡った外省人、全人口の約2%の先住民族の「四大族群」に分かれるという。「例えば水ギョーザでも微妙に具材が異なり、それぞれの味がある。先住民には郷土料理としてのジビエもある。食でさまざまな文化を伝えたい」と意気込む。

 日本人の父と台湾人の母の間に次男として生まれた。小学生の時は「ハーフ」であることに居心地の悪さを感じたが、克服できたのは母の作る台湾料理だった。水ギョーザ、肉団子のスープ、魚の揚げ物……。同級生から「こんなおいしいもの食べているの」と驚かれて、「自分の中にある“台湾”が認められた気がして、誇らしくなった」と振り返る。

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