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東京都の小池百合子知事は8日、東京都立大(八王子市)で学部の秋入学導入に向けて検討を始める考えを明らかにした。グローバル社会で活躍できる人材を育成するため、秋入学が主流の海外から優秀な留学生を確保することなどが狙い。今後、実施に向けた課題の検討に着手する。
同日の都議会本会議で答弁した。小池氏は「従来の延長線上の取り組みでは世界の潮流から取り残されてしまう。都立大の国際競争力の抜本的強化に向けた改革に取り組んでいくことが重要だ」と話した。
都立大では大学院で秋入学を認めているが、学部では認めていなかった。今後、政治や経済などの各分野で世界の最新動向を感じられるような教養を学ぶ授業を企画するとともに、英語で学位が取得できるカリキュラムの拡充も検討していく方針。都立大には現在、人文社会学部、法学部、理学部などの7学部がある。大学の秋入学を巡っては、東京大が2012年、国際競争力の向上を目指し、全学部の秋入学への移行を検討する構想を明ら…
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