連載

感染症と闘う

病原体が体に侵入し、人の生命すら脅かす感染症。人類の脅威となった新型コロナウイルスを特集します。

連載一覧

感染症と闘う

コロナとがん 治療遅らせる不利益が大 日本医大武蔵小杉病院教授・勝俣範之さん

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
インタビューに応じる日本医大武蔵小杉病院の勝俣範之教授=川崎市の同病院で2020年11月4日午後7時20分、小川祐希撮影
インタビューに応じる日本医大武蔵小杉病院の勝俣範之教授=川崎市の同病院で2020年11月4日午後7時20分、小川祐希撮影

 抗がん剤治療では免疫力が低下するとされており、新型コロナウイルス感染症の流行を不安に思う患者も多いはず。抗がん剤治療の新型コロナに対する影響や、日本のがん診療が抱える課題について、抗がん剤治療に詳しい日本医大武蔵小杉病院腫瘍内科の勝俣範之教授に話を聞いた。

 ●高齢者ほどリスク

 ――抗がん剤による治療で、新型コロナ感染症の重症化リスクは高くなるのでしょうか?

 最も信頼できるデータが5月、米国のチームにより英医学誌「ランセット」に報告されました。それによると、新型コロナに感染したがん患者で死亡率と関係がある要因は、高齢者や喫煙歴などで、これはがん患者以外の場合と同様です。一方、抗がん剤治療の有無と死亡率との関係は明確ではありませんでした。

この記事は有料記事です。

残り1037文字(全文1359文字)

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

注目の特集