国民民主代表選 異例の「推薦人不要」で候補乱立? 告示日に前原氏は…

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
記者会見後、笑顔で「肘タッチ」をする国民民主党の代表選に立候補した玉木雄一郎氏(右)と伊藤孝恵氏=参院議員会館で2020年12月8日午後4時3分、竹内幹撮影
記者会見後、笑顔で「肘タッチ」をする国民民主党の代表選に立候補した玉木雄一郎氏(右)と伊藤孝恵氏=参院議員会館で2020年12月8日午後4時3分、竹内幹撮影

 国民民主党の代表選が8日告示され、伊藤孝恵・役員室長(45)=参院愛知=と玉木雄一郎代表(51)=衆院香川2区=の2人が立候補を届け出た。今年9月に新たな政党として結党された国民民主では、今回の代表選への立候補に際し、多くの政党が届け出の条件とする「推薦人」の確保が不要だ。自分1人で立候補できる。なぜこのような方式を取ったのか。告示日の光景からその背景を探った。【小山由宇、堀和彦】

 「代表選を無投票でシャンシャンと終わらせることはできない。国民の政策や方向性を伝えていく代表選にしたい」。伊藤氏は8日、玉木氏とともに臨んだ共同記者会見でこう訴え、子どもの貧困対策や虐待対策を重点政策に掲げた。玉木氏も、若い世代への投資が日本の成長につながると主張し、「若者に重点を置いた政党だと皆さんに知っていただく選挙にしたい」と意気込んだ。

 国民民主には、立憲民主党との合流に加わらなかった旧国民民主議員ら衆参16人が所属する。だが旧党で1%前後の支持率が続いていた党勢は上向いていない。毎日新聞と社会調査研究センターが11月7日に実施した全国世論調査での政党支持率も1%だった。このため、党執行部は、代表選を党の存在感をアピールする好機と捉えていた。

 そこで工夫したのが「推薦人」の扱いだ。自民党と立憲民主党の場合、党首選に立候補するには、所属国会議員20人の推薦人が必要となる。公明党は10人、衆参4人の社民党も「党員200人の推薦」が条件だ。推薦人を不要とする方式は珍しい。国民民主関係者は告示前の取材で「AKB48グループのファン投票『選抜総選挙』とまでは行かなくても、多数が立候補して盛り上がればいい」と語っていた。

 とりわけ待望論が高かったのは、知名度の高い前原誠司元外相や山尾志桜里衆院議員だった。政策に詳しい論客として知られ、…

この記事は有料記事です。

残り998文字(全文1766文字)

あわせて読みたい

注目の特集