特集

2020米大統領選

2020年11月に行われた米大統領選。共和党のトランプ大統領と民主党のバイデン氏が争い、バイデン氏が勝利した。

特集一覧

米国防長官に初の黒人指名、バイデン氏発表 オースティン氏、IS掃討主導

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
来年1月に発足するバイデン次期政権で、国防長官に指名されるロイド・オースティン元中央軍司令官=ワシントンで2015年9月、AP
来年1月に発足するバイデン次期政権で、国防長官に指名されるロイド・オースティン元中央軍司令官=ワシントンで2015年9月、AP

 バイデン次期米大統領は8日、来年1月に発足する新政権の国防長官に黒人のロイド・オースティン元中央軍司令官(67)を指名すると発表した。議会上院が承認すれば、初の黒人国防長官となる。バイデン氏が重視する高官人事の人種や性別の多様性が反映された形。ただし、オースティン氏は2016年に退役したばかりで、シビリアンコントロール(文民統制)の観点から登用を疑問視する声も出ており、承認手続きが難航する可能性もある。

 オースティン氏は1975年に陸軍士官学校を卒業し入隊。10年にはイラク駐留軍司令官として米軍撤収を指揮した。13~16年には中東地域を管轄する中央軍の司令官を務め、過激派組織「イスラム国」(IS)掃討を主導した。バイデン氏は声明で「生涯を通じた献身的な奉仕やホワイトハウスのシチュエーションルームで一緒に過ごした長い時間の中で、模範となるリーダーシップや人柄、指揮能力を示してきた」と指名理由を説明…

この記事は有料記事です。

残り221文字(全文625文字)

【2020米大統領選】

時系列で見る

関連記事

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集