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毎日フォーラム・課長補佐時代

観光庁長官 蒲生篤実(59)

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蒲生篤実氏
蒲生篤実氏

貴重な「他流試合」を経験

 課長補佐時代は体力や気力がみなぎり、私生活を含めさまざまな変化や経験をしつつも充実していく期間だと思います。私の課長補佐時代は約9年で、うち6年強を外部の組織で貴重な「他流試合」を経験させていただきました。

 最初の海上保安庁警備2課(現警備課)では、本省から事務官を迎えるのは私が初めてでした。プルトニウムの海上輸送船の護衛を海上保安庁が担当することとなり、新たに作成する必要が生じた護衛船や警乗隊の訓練要領、行動要領等の作成などを担当しました。ただ実際の現場では、想定していない、想定できない事案などが頻発したため、全力で走りながらの対応の連続でした。保安庁内の合言葉は「前進待機」で、まずは自らの想像力を駆使して備えるべし、という現場組織ならでは思考様式を教わりました。

 その後、宮城県の空港対策課長に異動しました。当時の同県は他の自治体と同様に「国際化」に精力的に取り組んでいました。そのためには空港が必要だということで、仙台空港の滑走路延伸が課題となっていました。一方で空港の機能強化は、騒音等周辺の生活環境の悪化に即つながります。空港周辺の町内会長、役員の方々のご自宅などに日参しました。人間関係をどう作って、ご理解をいただくか、手探りの日々でした。

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