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通学や仕事をしながら家族の介護をする子ども「ヤングケアラー」。将来が左右される深刻なケースも。

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名張市「ヤングケアラー」調査 家族の介護担う子ども28人 支援態勢の充実へ「学習の機会奪わない」 /三重

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 名張市内で病気や障害を持つ家族の介護や世話を行っている子ども「ヤングケアラー」が少なくとも28人いることが、市の独自調査で分かった。9日の市議会一般質問で、富田真由美市議の質問に亀井利克市長が明らかにした。亀井市長は「貧困の連鎖を断つためにも子どもたちの学習の機会を奪うことは絶対あってはならない」と述べ、支援態勢を充実させる考えを示した。【衛藤達生】

 市の独自調査は児童虐待の早期発見などに取り組む「市要保護児童対策及びDV対策地域協議会(要対協)」に依頼して、今年8月に実施。さらに小中学校でも把握しているケースを含めると、小学校低学年から高校生の若者26人が家族の面倒を見ていることが判明したという。さらに、介護保険で要介護者への介護サービス計画作成を担うケアマネジャーからさらに2人がヤングケアラーに該当するとの報告があり、現在、状況を見守って…

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