- Twitter
- Facebook
- はてなブックマーク
- メール
- リンク
- 印刷
太平洋戦争の資料収集・保存をする宇佐市の市民団体「豊の国宇佐市塾」が、新たに収集した写真や解析を終えた日本への空襲映像などを報道陣に公開した。当時の民間人が撮影できなかった宇佐海軍航空隊の正門全景など、初めて見つかった写真もある。来年5月に予定する「平和ウオーク」で一般公開する。【宮本勝行】
写真は塾生の藤原耕さん(47)がネットオークションで入手した。アルバム5冊計532枚。アルバムの記載や軍服の名前などから、岡山県鏡野町出身の井手弘正さんの物とみられる。100枚以上が同隊関連だった。
井手さんは1940年6月に同隊へ配属された整備兵で、写真班に所属していたとみられる。43年夏に下士官となり、その後の転出先などは不明。隊内のバレーボール大会、ウサギ狩り行軍、42年に開かれた市中児童運動会などを撮影。外出時もカメラを持ち、中津市の山国川で泳ぐ児童や宇佐市の長洲港の光景も残されていた。
この記事は有料記事です。
残り317文字(全文715文字)