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はやぶさ2

探査機「はやぶさ2」がリュウグウで試料を採取して持ち帰る6年の旅を完遂。分析や次のミッションを解説。

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はやぶさ2・挑戦の先へ

/上 皆で議論、自発的に動く 600人チームワーク

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はやぶさ2の分離カメラを開発する澤田弘崇・JAXA主任研究開発員=相模原市中央区のJAXA宇宙科学研究所で2013年12月、武市公孝撮影
はやぶさ2の分離カメラを開発する澤田弘崇・JAXA主任研究開発員=相模原市中央区のJAXA宇宙科学研究所で2013年12月、武市公孝撮影

 小惑星リュウグウへの往復探査を完璧にやり遂げた探査機「はやぶさ2」。しかし、その挑戦は順風満帆だったわけではない。難関に直面してもチームが挑戦を続けられたのはなぜか。その先にある課題は何か。はやぶさ2の軌跡と日本の宇宙開発の今後を追った。

 2014年に打ち上げられた探査機「はやぶさ2」は、トラブル続きだった先代はやぶさとは打って変わり、極めて順調な旅だった。その秘訣(ひけつ)を問うと、誰もが口をそろえる。「チームワーク」と。

 プロジェクトは総勢約600人で、探査機を運用する技術者と小惑星を研究する科学者、所属も宇宙航空研究開発機構(JAXA)、メーカー、大学など多様だ。運用を束ねるJAXAの佐伯孝尚プロジェクトエンジニア(44)は「メンバー同士が相手の得意、不得意を理解して、自らが貢献できるポイントを把握している。話が早く、一人一人が考えて動けた」と話す。

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【はやぶさ2】

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