皮膚治療薬に睡眠剤混入で健康被害128件 意識失い運転中の事故14件

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医薬品メーカー「小林化工」が自主回収した「イトラコナゾール錠50『MEEK』」=小林化工提供
医薬品メーカー「小林化工」が自主回収した「イトラコナゾール錠50『MEEK』」=小林化工提供

 福井県あわら市の製薬会社「小林化工」が製造した爪水虫などの皮膚治療薬に誤って睡眠導入剤の成分が混入していた問題で、この薬を飲んで意識消失や記憶喪失などの健康被害が出たとの報告が10日正午時点で128件に上った。福井県への取材で判明した。被害は北海道から九州まで広がっている。同社によると、車を運転中に意識を失ったことなどが原因とみられる物損事故も14件起きたという。県は同社に立ち入り調査を実施し、混入の経緯などについて調べている。

 同社によると、睡眠導入剤の成分が混入したのは、経口抗真菌剤のイトラコナゾール錠50「MEEK」。あわら市内の工場で、担当者が本来入れる成分と睡眠導入剤の成分リルマザホンを間違えて保管場所から取り出し、別の担当者が調合したという。取り出しは2人でする決まりだが、1人でしていた。1錠当たりの混入量は5ミリグラムで、医師がこの成分を通常処方する分量の10~20倍にあたる。

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