<学び舎(や)に灯がともる>
「夜間中は生きる希望」。高知市内の女性(47)は、そんな思いを持って来春開校する県立夜間中の第1期生募集に手を挙げた。かつて不登校だった経験を持つが、子育てが落ち着くと共に「再び学校で学びたい」との思いが湧き上がった。希望を胸に、女性は新たな道へ一歩を踏み出す。
女性は中学時代、周囲の環境に恵まれず、不登校で過ごした。中学を形式的に卒業した後は会社勤務や家業の手伝い、子育てに没頭。だがやがて子育てが落ち着くにつれ、「人生をやり直したい」と学び直しへの思いが募っていった。
そんな折、知人から県内で夜間中が開校することを聞いた。自身の学校生活のやり直しというだけでなく、小学生と中学生の2人の子どもたちに宿題を教えたいという思いもあった。「希望を持って生きていきたい」と入学申請書の提出を決意した。
この記事は有料記事です。
残り441文字(全文807文字)
毎時01分更新
3月で東日本大震災の発生から10年になる。仙台市出身のお笑…
新型コロナウイルスの感染拡大に収束の兆しが見えない中、今年…
新型コロナウイルスの急速な感染拡大で各地の病床が足りなくな…