希望新聞

東日本大震災10年へ 被災地の逸品 岩手・山田 釜揚げ屋 山田の浜焼き 海のうまみ、口いっぱい

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
中村敏彦さん(左)の船の前で、取れたてのカキやホタテを手にする川村将崇さん=岩手県山田町大沢で2020年12月2日
中村敏彦さん(左)の船の前で、取れたてのカキやホタテを手にする川村将崇さん=岩手県山田町大沢で2020年12月2日

 三陸海岸の中央に位置する岩手県山田町。山田湾の養殖いかだから毎朝届くホタテやカキを、焼いたり蒸したりして豪快にいただくのが「山田の浜焼き」だ。提供する「釜揚げ屋」はうどん店だが、トッピングの天ぷらにするだけではもったいないと、店の売りにしている。社長の川村将崇さん(28)は「地産地消にこだわった海の幸を、一番おいしい食べ方で味わって」と話す。

 震災前、川村さんは建設機械リース会社で働いていたが、津波で自宅を失い、父が経営するうどん店も流された。震災後は店の再建を手伝いながら、2013年にオープンしたプレハブの仮設商業施設「やまだ観光物産館とっと」で、地元の海産物を使った新商品開発にも携わるようになった。そこで知り合ったのが漁師の中村敏彦さん(49)だ。カキ入りの中華まんなどの新たな名物を一緒に考案し、商品化してきた。

この記事は有料記事です。

残り398文字(全文762文字)

ご登録から1カ月間は100円

※料金は税別です

あわせて読みたい

注目の特集