連載

東日本大震災10年へ

東日本大震災は2021年3月で発生から丸10年の節目を迎える。

連載一覧

東日本大震災10年へ

南三陸伝統の正月飾り まちの復興映す「きりこ」 安寧祈り作り続ける 上山八幡宮 /宮城

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
作り終えた「鯛飾り」を手にする上山八幡宮の宮司、工藤庄悦さん。左奥は供物に見立てた餅や御神酒をかたどったお飾り=宮城県南三陸町で、2020年12月3日、神内亜実撮影
作り終えた「鯛飾り」を手にする上山八幡宮の宮司、工藤庄悦さん。左奥は供物に見立てた餅や御神酒をかたどったお飾り=宮城県南三陸町で、2020年12月3日、神内亜実撮影

 津波など度重なる天災に見舞われてきた三陸沿岸部には、正月に神棚に飾る「きりこ」と呼ばれる地域伝統の切り絵がある。白い紙を切り抜いて縁起物をかたどり、神にささげるものだ。東日本大震災から間もなく10年。南三陸町志津川の上山八幡宮でも毎年きりこを作り、まちの復興と日々の安寧を祈ってきた。【神内亜実】

 きりこは総称で、供物をかたどったものは「お飾り」と呼ぶ。各家庭では新しいものに取り換えて新年を迎える。

 上山八幡宮で作るのは、穀物の神である大年神(おおとしのかみ)にちなんだ「餅」、大国主神(おおくにのぬしのかみ)にちなんだ「御神酒(おみき)」、事代主神(ことしろぬしのかみ)にちなむ「知恵袋」の3種類の図柄。

この記事は有料記事です。

残り1204文字(全文1509文字)

ご登録から1カ月間は100円

※料金は税別です

あわせて読みたい

注目の特集