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はやぶさ2・挑戦の先へ

小惑星リュウグウへの往復探査を完璧にやり遂げた探査機「はやぶさ2」。その軌跡と日本の宇宙開発の今後を追った。

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はやぶさ2・挑戦の先へ

/中 夢への予算、確保に苦戦 遠のく「やんちゃ」文化

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 はやぶさ2は、世界で初めて小惑星の物質を持ち帰った先代はやぶさが切り開いた「惑星間往復探査技術」を完成させた。ただし、今後については楽観的な意見ばかりではない。はやぶさ、はやぶさ2ミッションの拠点、宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所(宇宙研)OBは「最近の宇宙開発は商売の手あかがついてしまった」と嘆く。

 はやぶさの検討は、1985年に宇宙研で始まった。小惑星を訪れ、試料を地球へ持ち帰るという探査は、当時、宇宙開発を圧倒的にリードしていた米航空宇宙局(NASA)も尻込みするほどレベルが高かった。関係者は「『リスクが大きすぎる』と、さんざんたたかれた」と話す。

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