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大学ミスコンは今

高級外車に海外旅行 華やかさの裏には不祥事も 協賛企業の姿勢には変化が

コンテストを終え、グランプリに選ばれた学生らと記念撮影する松永光以さん(中央)=2019年度ミス・ミスター青山コンテスト実行委員会提供

 長らく世間の注目を集めてきた大学ミスコンテストは、どのように運営されているのだろうか。主催者はどんな思いで準備を進め、大がかりなステージや豪華な賞品はどうやって調達されるのか。コンテストに真剣に取り組む学生がいる一方、華やかなイベントの陰で不祥事が続く大学もある。舞台の裏側を探った。【五味香織/統合デジタル取材センター】

3回の審査経てファイナリストに

 新年度を迎えたキャンパスでは例年、秋のコンテストに出場するファイナリストの選考が始まる。ミスコンは、その大半が学生団体によって運営される。全国的に知名度の高い青山学院大のミスコンは、特に出場希望者が多いといい、ファイナリスト6人に絞り込むまで3回にわたる審査を行う。

 ファイナリストになると、11月のコンテスト本番まで約4カ月間、イベント参加やツイッターなどネット交流サービス(SNS)を通じて投票を呼びかける活動が求められる。万単位のフォロワーがつくため、応援する声だけでなく心ない言葉を向けられることも少なくない。審査では、応募動機やコンテストを通して目指すものなどを尋ねるほか、ネットで誹謗(ひぼう)中傷される可能性も踏まえ、応募者の「心構え」を確認するという。

 青山学院大で2019年に実行委員長を務めた4年生の松永光以(みい)さん(22)は、高校で文化祭の実行委員長を務めるなど、「何かを作り上げることが好きだった」と話す。入学直後の新入生歓迎イベントで、ミスコンを主催する広告研究会を知り、興味を持った。「入部前は派手な人が多い印象だったけれど、ミスコン準備に先輩たちが真剣に取り組む姿に憧れを抱いた」

 1~3年生の部員約100人のうち、ミスコン開催に向けて実質的な活動をするのは20~30人ほど。舞台構成やファイナリストのサポート役など、担当ごとのグループに分かれ、3年生を中心に準備を進めていく。

主催者は休日返上

 ミスコン本番では、学内で一番大きなホールが会場となる。ステージの装飾や舞台装置、照明などで多額の費用がかかる。運営資金を確保するため、協賛企業を見つけるのも主催者の大事…

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五味香織

1998年入社。岐阜支局、中部報道センター、東京社会部、くらし医療部などを経て2020年4月から統合デジタル取材センター。妊娠・出産や子育てをめぐる課題、「生きづらさ」を抱える人たちを中心に取材している。性同一性障害や性分化疾患の>人たちを追ったキャンペーン報道「境界を生きる」、不妊や不育、出生前診断をテーマにした長期連載「こうのとり追って」取材班(いずれも毎日新聞出版より書籍化)。

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