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高校駅伝2020ここに注目

女子・神村学園 秋に「国内国際最高記録」 雪辱誓う都大路

2年ぶりの優勝を目指して調整する神村学園の選手たち=鹿児島県いちき串木野市で2020年12月7日午後2時、黒澤敬太郎撮影

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 男子第71回、女子第32回全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社など主催)が20日、京都市のたけびしスタジアム京都(西京極陸上競技場)を発着点に開かれる。女子・神村学園(鹿児島)は連覇を逃した2019年の雪辱に燃えている。

 11月5日の鹿児島県予選で、神村学園が驚きのタイムをたたき出した。1時間6分4秒。埼玉栄が1996年に全国高校駅伝で記録した高校最高記録の1時間6分26秒を22秒上回り、留学生を含めた「国内国際最高記録」を樹立した。選手たちは「全国高校駅伝のコースで(記録を)出さないと本当の力があるとは認めてもらえない」と、大会記録を更新しての優勝を狙う。

 18年に初優勝。19年も優勝候補の筆頭に挙げられ連覇を目指したが、仙台育英(宮城)に敗れ2位と涙をのんだ。5人全員が2年生と経験が浅く連覇の重圧にのまれ、1区で出遅れた焦りから後続の選手にも負の連鎖が続いた。有川哲蔵監督は優勝を譲った仙台育英の走りについて、「たすき渡しまでの最後の100メートルで力を振り絞る気迫、スピードが素晴らしかった」と振り返る。

 雪辱を期す今季は、仙台育英に負けじとラストスパートをイメージし、50~100メートルの短距離をダッシュする練習を多く取り入れた。また過去のレースでは気持ちの高ぶりから呼吸が浅くなりペースを落とす場面が目立ったことから、息を深く吸って体内に酸素を取り込みながら走る練習を繰り返した。

 調整への意識も変えた。大会本番を本調子で迎えられるよう、体の状態に合わせて練習を加減するなど、各選手が自ら考えて調整。19年1区で14位と悔しさを味わった木之下沙椰(3年)は「昨年はピークの合わせ方がわかっていなかった。今は練習で調子が悪くても、『まだ大丈夫』と思えるようになって無理をしなくなった」と変化を語る。

 チームは底上げに成功し、部員13人全員が3000メートルで9分30秒を切った。有川監督が「誰が1区を走ってもいい」と話すほど充実した戦力になり、神村学園を率いて自身27回目の都大路となる今回のメンバーを「私の中では過去最高」と有川監督。全国の駅伝ファンに、その強さを披露する時が刻々と近づいている。【黒澤敬太郎】

    ◇

 男子第71回、女子第32回全国高校駅伝競走大会に出場する注目チームを紹介します。次回は17日午前7時、女子の橘(神奈川)を公開する予定です。

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