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高校駅伝2020ここに注目

女子・立命館宇治 姉妹の絆が相乗効果 最多タイ優勝へ始動

競い合って成長してきた立命館宇治の村松灯(右)、結姉妹=京都府宇治市で2020年11月28日午後4時24分、藤田健志撮影

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 男子第71回、女子第32回全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社など主催)が20日、京都市のたけびしスタジアム京都(西京極陸上競技場)を発着点に開かれる。2人で走る高校生活最後の都大路となる立命館宇治(京都)の姉妹の駅伝にかける思いとは。

 立命館宇治の主将を2年連続で務める村松灯(とも)=3年=と妹の結(ゆう)=2年=は強いライバル意識を持っている。3000メートルの自己ベストはともに9分9秒台。トラックレースだけではなく、練習でも先にフィニッシュしないと気が済まない。

 2年連続で5区を務めてきた灯は妹の性格を「負けず嫌いで、レースではいつもいい成績を残している」と分析。一方、2019年は2区で日本選手トップとなる区間4位だった結は姉の性格を「しっかりしていて努力家だが、練習着を忘れたり天然なところもある」と語る。ライバル関係ながらも仲は良く、登下校は一緒。レースが終わると、フォームの感想を求め合う。

 同じチームにいることで比較されることがつらい時期もあった。しかし、今では補完し合えることにありがたみを感じる。灯は19年9、10月に2度も左足甲を疲労骨折した時に、結から「全国(高校駅伝)があるから頑張ろう」と声をかけられたことが励みとなった。20年4月に結が左脚を疲労骨折した際には、姉の灯が足に負担のかからないようなトレーニング方法をアドバイス。新型コロナウイルスで学校が休校になっている時も、競り合う練習では一緒に切磋琢磨(せっさたくま)してきた。

 姉妹で走ることについて、荻野由信総監督(72)は「絆が強くて、常にそばにいることで心の助け合いができる」と相乗効果を期待する。三原梓(3年)も19年は姉・環(ルートインホテルズ)と一緒に都大路を経験。「故障中はチームメートにどういう走りをしていたかなどは聞きづらいので、姉と言い合うことができるのは良かった」と感謝する。

 灯は「妹とそういう話をすることはないが、今年はメンバーもそろっている。高校最後に全国優勝を妹と達成したい」と意気込む。第1回から32年連続出場を続ける立命館宇治。12年以来となる歴代最多タイ4回目の優勝に向けて、村松姉妹の固い絆がチームを引っ張っていく。【藤田健志】

    ◇

 男子第71回、女子第32回全国高校駅伝競走大会に出場する注目チームを紹介します。次回は19日午前11時、女子の仙台育英(宮城)を公開する予定です。

藤田健志

毎日新聞大阪本社運動部。1981年、熊本市生まれ。2005年入社で松山支局、学研・宇治支局などを経て11年からスポーツ取材に関わる。大阪や名古屋でプロ野球、アメリカンフットボール、大相撲などを担当。趣味はスポーツや歴史を題材とした漫画本収集。

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