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手塩にかけて育てた牛が、道産牛肉の品評会である北海道枝肉共励会(ホクレン農業協同組合連合会主催)の黒毛和種の部で全道最優秀賞に輝いた。白老町の生産者が受賞するのは10年ぶり。町が島根県から黒毛和種を導入した1954年から、同種を手掛ける吉田牧場の3代目。今年1月、正式に経営を引き継いだばかりで、1年目での快挙に「友人でもある農協の担当者から連絡をもらった時は思わず『うそつけー!』と言ってしまいました」と笑わせる。
枝肉にした状態で、きめの細かさやさしの入り方、光沢などを審査する。5年前に69歳で他界した父の隆一さんも生産に心血を注ぎ、数々の賞を受けたが全道最優秀賞は逃していた。「10年ほど前、かなり高く評価されながら、さしか脂かで審査員の意見が分かれ、わずかな差で特別賞に。大好きなビールを悔しがりながら飲んでいたのを覚えています」。今回受賞したのは父が残した繁殖牛の子牛。「結果が良かった母牛の血統をそろえ…
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