新型コロナウイルスとの闘いが長期戦の様相を呈してきた。世界中が大変な状態になっている。価値の大転換が起きるだろう。新しい経済の形が生まれ、新しい生き方が模索されていく。どう生きたらいいのだろう。
僕の中には今まで歩んできた人生で見つけた一つの答えがある。「にもかかわらず」という生き方である。逆境や困難をプラスに転換する「にもかかわらず」という言葉が今の時代にぴったり合っていると思う。
「にもかかわらず」という言葉をずっと大事にしてきたのは、父からの影響だ。僕を産んでくれた父と母は僕を育てられなくなった。行き場のない僕の新しい父親になってくれたのは、岩次郎さん。この人は小学校しか出ていなかった。ずっと貧乏の中で生活していた。結婚した相手が重い心臓病だった。彼は貧乏と家族の重い病気という二つの困難を抱えていた。にもかかわらず、行き場のない僕を拾って育ててくれた。「余裕があるから」…
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