収蔵品、時代を反映 横浜・愛知・富山の公立美術館

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裸の女性が描かれるデルボーのコーナーに対し、ベーコンなどの男性像3点を並べた一角も=横浜美術館で
裸の女性が描かれるデルボーのコーナーに対し、ベーコンなどの男性像3点を並べた一角も=横浜美術館で

 横浜・愛知・富山の公立3美術館のコレクションで20世紀西洋美術史を振り返る「トライアローグ」展が横浜市西区の横浜美術館で開催中だ。3館長によるトークイベントが11月にあり、時代の価値観を反映する収蔵品や、課題について語り合った。

 同展でまず私たちを迎えてくれるのは、座る女性を描いたピカソの3点。各館の収蔵品を比較鑑賞できる「アーティスト・イン・フォーカス」の展示だ。3点の作風は大きく異なるが、実は「縦横、対角線の構図が共通する」(横浜の蔵屋美香館長)という。蔵屋館長が収蔵品で一番好きな「肘かけ椅子で眠る女」は1988年に2億円で購入したと話す。

 確かに、名品は高い。愛知県美術館で一番高額なクリムトの「人生は戦いなり(黄金の騎士)」は約18億円。同館は企業や個人の寄付・寄贈が特徴で、これもトヨタの寄付金で購入した。富山県美術館の目玉、ベーコンの「横たわる人物」は79年の購入当時4950万円、今は推定30億円。雪山行二館長は「先見の明があった」と胸を張る。

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