メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

アートの扉

古賀春江 海女 太陽に輝く赤銅色の肉体

1923年 石橋財団アーティゾン美術館(旧ブリヂストン美術館)蔵

 赤銅色の体を太陽にさらし、布を腰に巻いた2人の女性。魚でも入っているのだろうか、かごを抱えている。直線と円で構成されたこの作品は、古賀春江が福岡県宗像市の漁村、鐘崎(かねざき)の写生旅行を元に描いたものだ。

 鐘崎の海女といえば、詩人・作家の森崎和江さんの「海路残照」を思い出す。身体一つで海に潜り、「五体の中にある息だけで商売しよる」。生と死が連なった長い時間が、海女たちの魅力的な語りから紡がれる作品だ。

 海女で知られた鐘崎だからこそ、福岡出身の古賀は絵の師、松田諦晶を伴って出かけたのだろう。松田も海女に着想を得た「コンポジション」(1922年)を描いている。

この記事は有料記事です。

残り649文字(全文932文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 「かみさまのばか」 今井さんがつづった読書感想文の原文

  2. 「かみさまのばか」祖母を奪った阪神大震災 小2で被災した34歳男性が今祈ること

  3. 「午後8時には閉めない」反旗を翻した外食チェーンの本気

  4. 「30%を切ったら危険水域」 菅内閣の支持率大幅低下に政府・与党危機感

  5. 大学入学共通テスト、2日目始まる 理科と数学

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです