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科学や医療を巡るあらゆる出来事を永山悦子・オピニオングループ編集委員が読み解きます。

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はやぶさ2と基礎科学=永山悦子

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探査機はやぶさ2のカプセル回収に成功し、喜ぶJAXAの津田雄一・プロジェクトマネジャー=相模原市中央区のJAXA宇宙科学研究所で2020年12月6日、永山悦子撮影
探査機はやぶさ2のカプセル回収に成功し、喜ぶJAXAの津田雄一・プロジェクトマネジャー=相模原市中央区のJAXA宇宙科学研究所で2020年12月6日、永山悦子撮影

 小惑星の石が入っていると思われるカプセルが無事に日本へ到着したので、再び探査機「はやぶさ2」の話題を。

 カプセルが、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙科学研究所(相模原市)に届いた日の記者会見で、こんな質問が出た。「小惑星の物質がカプセルに入っていたら、私たちの生活にどんな影響があるのか。たとえば新薬が作れるような可能性はあるのか」

 日本学術会議の改革論議でも科学や学術の意義が問われているが、科学を「役に立つ」「役に立たない」という尺度で見る向きが広がっている。この記者も「物質の研究から新しい薬ができるなら、一般の人にも探査の意義が伝わりやすい」と考えたのだろう。

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